050-3568-2789 24時間365日受付中

電子契約・電子署名

  1. 弁護士坂東大士 会社の経営相談 >
  2. 企業法務に関する記事一覧 >
  3. 電子契約・電子署名

電子契約・電子署名

クラウドサービスを利用した電子契約の方法で、契約を結ぶことが増えてきています。電子契約とは、契約を結ぶ手段として、インターネット上で、契約条項が書かれた電子ファイルを交換し、電子署名をした後、クラウドストレージにデータを保管する方法です。

【電子契約のメリット】
①契約を結ぶのが早くなり、費用も削減できます。
 インターネット上でおこなうので、契約を結ぶのに時間がかかりません。
通常、契約を結ぶ場合には、プリントアウトした契約書を製本(袋とじ)し、代表者の記名・押印をし、相手に郵送します。その後、相手が契約書に記名・押印をし、返送するということになります。
電子契約ではこのような手続が不要になります。
また、電子契約を利用するには一定の費用はかかりますが、印紙代、郵送費用、移動費用などを削減することができます。
契約書が印紙税の課税文書であれば印紙も貼る必要がありますが、電子契約では印紙は必要ありません。また、紙の契約書のやり取りがないので、電子契約では郵送費用や持参するための移動費もかかりません。

②保管の費用を削減できます。
 電子契約ではクラウドサービスの利用料がかかりますが、紙の契約書を保管する必要はなくなります。そのため、紙の契約書を保管するオフィスのスペースや倉庫が必要なくなります。ただし、税法上の書類の保存義務との関係では、タイムスタンプを付ける必要があります。

【電子契約は証拠になるのか】
 契約書を証拠とするためには、作成者の意思に基づいて作成されたといえることが必要で、そのためには作成者の印鑑での押印が必要です。
 電子契約では押印に代わるものとして、電子署名法で定められている電子署名を利用することになります。「本人だけが行うことができる」電子署名がある電子契約は、紙の契約書と同じように証拠となります。

大阪市東部(東成区・生野区)を中心として、大阪府・京都府・兵庫県など関西全域で、契約書作成に関する法律相談を承っております。「電子契約で大丈夫なのか」「電子署名だけで証拠になるのか」「契約書にどのようなことを記載すればいいかわからない」などのお悩みにお応えしていきますので、契約書に関し、お困りの際はお気軽にご相談下さい。

会社の経営相談が提供する基礎知識と事例

会社の経営相談が提供する基礎知識と事例

  • 助成金と補助金の違いや特徴

    助成金と補助金の違いや特徴

    会社を運営していくうえで、大切なのが資金の問題です。 資金のやりくりをするために補助金や助成金の申請を...

  • トラブルにならない解雇方法

    トラブルにならない解雇方法

    業績不振や勤務態度の問題で従業員を解雇する場合、解雇の方法を間違えると、従業員との大きなトラブルに発展...

  • 人事労務管理

    人事労務管理

    人事労務管理とは、採用・研修・人員配置・評価制度の構築などを行う「人事」と、勤怠管理・就業規則制定・福...

  • 契約書のリーガルチェックの重要性

    契約書のリーガルチェッ...

    契約書は相手側と交わした契約の内容を明記した重要な書類です。 法律上は、契約は双方の同意があれば成立し...

  • 診療報酬の回収

    診療報酬の回収

    債権回収は、何も企業取引だけでの問題ではありません。 入院費や出産・分娩費など、診療報酬の未払いがある...

  • 保全・強制執行

    保全・強制執行

    保全とは、債務者の財産をあらかじめ確保する手続です。 裁判手続で債権を回収する場合、まず、訴訟を提起...

  • クレーム対応

    クレーム対応

    悪質なクレーマー、不当な要求にお困りの方は、弁護士にご相談下さい。 昨今、消費者の権利を保護するた...

  • 売掛金の回収

    売掛金の回収

    ビジネスでは現金を用いた取引が最も安全ですが、取引先の信用度に応じては売掛金を用いた取引が一般的となっ...

  • 売掛金の時効

    売掛金の時効

    売掛金とは企業間で信用取引をした際に発生するものになります。 企業同士で商品やサービスの売買契約を成立...

よく検索されるキーワード

ページトップへ