家賃や地代などの賃料が支払われていない場合、まずは賃借人に対して電話、文書などで督促を行います。
すぐに裁判手続をすることも法的には可能ですが、単に入金を忘れていたりと、悪意がない場合もあります。
しかし、裁判手続をしなくても、入金がない場合には、直ちに督促を行う必要があります。
賃借人に、賃料の滞納を習慣化させないことが必要です。また、家賃などの賃料にも時効があり、踏み倒されてしまうリスクもあります。
電話、文書などで督促をし、賃料の支払いをしっかりと伝え、いつ支払いをするのかを取り付けることが必要です。
未払賃料があることを相手が承認することで、時効期間は更新されます。
ただ一方的に債務の弁済を要求するだけでは不十分であるため、注意が必要です。
督促を行っても貸借人から賃料の支払いがない場合には、裁判手続が必要となります。
しかし、裁判で勝ったとしても、相手に支払能力がなければ未払賃料の回収できないままとなってしまいます。
こうした場合には、可能性の低い賃料回収にコストをかけるよりも、未払いとなっている賃料を諦めて、貸借人に退去を求める方が損失を小さくできます。
退去手続きをとり建物を明け渡してもらうことで、新たに貸借人を探し、ビジネスを早急に再開することができます。
賃料の未払い期間が長期化すればするほど、損失は大きくなり、回収の可能性も低くなります。それにより、ビジネスに支障をきたしてしまうことは、本末転倒です。
このよように、家賃や地代などの賃料が入金されていないなどの事態が発生すれば、迅速な対応が必要となります。
大阪市東部(東成区・生野区)、東大阪市などを中心に、皆様からのご相談を承っております。
賃料未払いや建物の明け渡しに関してお困りの際は、お気軽にご相談ください。ご相談者さまに寄り添い、最適な法律サービスをご提供いたします。
未払い賃料の回収・建物の明渡し
会社の経営相談が提供する基礎知識と事例
会社の経営相談が提供する基礎知識と事例
-
助成金と補助金の違いや特徴
会社を運営していくうえで、大切なのが資金の問題です。 資金のやりくりをするために補助金や助成金の申請を...
-
人事労務管理
人事労務管理とは、採用・研修・人員配置・評価制度の構築などを行う「人事」と、勤怠管理・就業規則制定・福...
-
就業規則
就業規則は、単に作成義務があるということにとどまらず、会社経営にも大きな影響を与えます。企業が円滑に運...
-
企業法務
食品の偽装表示や自動車のリコール隠しなどに代表されるように、昨今、企業の不祥事が企業内部からの通報(内...
-
労働問題(使用者側)
従業員との間で労働トラブルが生じた場合に、従業員がどのような方法を選択するのか、トラブルが生じた従業員...
-
解決までの流れ
企業間トラブルは、以下の流れで解決していきます。 ①ご相談 企業間トラブルの具体的な内容をヒアリング...
-
社内事業承継とは?資金...
事業承継にはいくつかの方法がありますが、そのうちの1つに会社内の従業員等が事業を引き継ぐ社内事業承継...
-
滞納管理費の回収
分譲マンションのような区分所有権の物件では、滞納管理費の回収が大きな悩みの種となります。 一般的に、...
-
企業の偽アカウントを発...
SNSが普及したことによって多くの企業がXやInstagramなどのツールを利用して販促活動を行って...
よく検索されるキーワード
-
クレーム対応に関するキーワード